◆ 元の意味(古代)
共同で物を持ち上げ授受する
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KANJI ETYMOLOGY
yo
画数
3画
成り立ち
会意
部首
一(いち)
分類
常用漢字
旧字「與」を簡略化した、共に与え合う心の字。
ORIGIN
「与」は旧字「與」の略体で、戦後の当用漢字制定で正式採用された。『説文解字』は「與、黨與也」と仲間・同類を意味するとし、字形は「舁(よ、四つの手で物を持ち上げる形)」に「与」を加えた会意字と分析する。白川静『字統』は「與」の本義を、四手を合わせて器物を授受する協同の儀礼と解し、贈与・授受・参与の語義はここに発するとする。藤堂明保『漢字源』は「与」を声符に持つ「予」「序」「舒」など「のばす・伸べ与える」共通義を立て、語族を整理する。諸橋轍次『大漢和』は「与」が単独で「あたえる」「くみする」「ともに」を表す多義語であることを示す。略体「与」は古文書にも早く現れ、唐代の俗字を経て近代の標準字体に採用された。落合淳思は「與」が共同祭祀での器物授受を背景にもつ字であることを支持しつつ、簡略字「与」も筆記実用上自然に成立した略体と評する。
構成要素
旧字「與」(舁+与)の略体
STROKE ORDER
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MEANINGS
共同で物を持ち上げ授受する
あたえる、ともにする、関わる
他者に惜しみなく与え、人と共に歩み助け合う温かな人柄を願って。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。