◆ 元の意味(古代)
燭台の灯火の芯
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KANJI ETYMOLOGY
Shu / Nushi
画数
5画
成り立ち
象形
部首
丶(てん)
分類
常用漢字
燭台の上に灯る炎を象った字。家を照らす中心の灯から「あるじ・主人」の義を生じ、リーダーシップを表す。
ORIGIN
『説文解字』に「鐙中の火主なり」とあり、灯火の芯(しん)を指すとする。本字は「炷(しゅ)」の初文。甲骨文・金文には独立字が見えにくいが、戦国文字以降「丶(炎)」「王(燭台)」を組み合わせた形が定着する。白川静『字統』は、台座(王字状の燭台)の上に火が一点(丶)燃える形を象り、家の中心となる灯火=家長・あるじを意味するに至ったと説く。藤堂明保『漢字源』はShuの音を「住・柱(じっと留まる)」と同系とし、家に常住して家を統べる存在の意を含むとする。『漢字源』はさらに、灯火が一家団欒の中心であったことから、転じて「主君・主人・主体」の義に拡張したと述べる。『大漢和辞典』は主の用例として『詩経』『書経』の「天下の主」を引き、君主の義の古さを示す。落合淳思は、金文時代に「主」が宗主・宗主国の意で用いられた例を挙げ、灯火の中心性から政治的中心性への意味拡張を辿る。日本では『万葉集』に「家主(やぬし)」とあり、住居の主・所有者の意で根付いた。
構成要素
丶(炎) + 王(燭台)
STROKE ORDER
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MEANINGS
燭台の灯火の芯
あるじ・主人・中心・おもな
★家庭や集団の中心となり、周囲を明るく照らすリーダーに。主体性と統率力を持ち、頼られる存在となる
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。