◆ 元の意味(古代)
宗廟、神に供物を捧げる(享と同字)
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
7画
成り立ち
象形
部首
亠
分類
人名用漢字
宗廟の象形。古くは「享」と同字で、後に分化。
ORIGIN
甲骨文・金文では高い基壇の上に建つ宗廟(先祖を祀る建物)の象形で、「享」と完全に同字であった。『説文解字』巻五下では「亯(亨・享の古字)」を「献るなり。高に従ひ省く」とし、神に供物を捧げる宗廟の象形と説く。白川静『字統』および藤堂明保『漢字源』によれば、本字は神への献上を意味する一字であったが、漢代以降に意味分担が進み、神が供物を「享ける(うける・もてなす)」場合は「享」、神意が下界に「亨る(とおる・通じる)」場合は「亨」と書き分けるようになった。『易経』乾卦の「元亨利貞」の「亨」がその代表例で、「願いが天に通じ滞りなく成就する」意を担う。『大漢和辞典』は両字の異体関係を明示し、人名では「物事が滞りなく通る」の吉義から、明治以降「亨(とおる)」と訓じて男子名に頻用された。商人・実業家の名にも好まれる。
構成要素
宗廟の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
宗廟、神に供物を捧げる(享と同字)
とおる、通達する、滞りなく進む
★物事が滞りなく成就する開運、天意に通じる聡明さ、目標を貫き通す力
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。