◆ 元の意味(古代)
人が犬のように身を低くして地に伏す
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KANJI ETYMOLOGY
fuku
画数
6画
成り立ち
会意
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
人が犬のように身を低くする姿から「ふせる・隠れる」を表す会意文字。
ORIGIN
『説文解字』巻八に「伏、司なり。从人从犬。犬は能く人を伺ふ」とあり、人と犬を組み合わせ、犬が地に伏して獲物を窺う姿を表す会意文字とする。白川静『字統』は、犬が主人の足元に伏して従う光景を捉え、「ふせる・服従する」の義が生じたと述べる。藤堂明保『漢字源』は声系として「ふっと身をかがめる」擬態を指摘し、潜伏・降伏の語を導く。甲骨文には未確認だが、金文では人の傍らに犬を添える形が見え、伏臣・伏拝の用法が春秋時代から確立している。落合淳思『甲骨文字辞典』は、伏が後起の会意字で、初文は「服」と通じ、屈服・隠匿の両義を兼ねたと整理する。『大漢和辞典』は伏羲・伏龍など神話的人物にも用い、人が地に身を寄せる原義から、潜む・引き受けるへ意味が拡張したと解説する。
構成要素
亻(人) + 犬
STROKE ORDER
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MEANINGS
人が犬のように身を低くして地に伏す
ふせる、隠れる、屈服する、引き受ける
★謙虚で芯の強い人柄。表に出ずとも力を蓄え、いざという時に立ち上がる忍耐と誠実さを願う。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。