◆ 元の意味(古代)
古代の滑稽芸人。たわむれ舞う者。
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KANJI ETYMOLOGY
hai/wazaogi
画数
10画
成り立ち
形声
部首
亻(にんべん)
分類
常用漢字
舞い遊ぶ役者の姿から、芸と諧謔の文化を担う字へ。
ORIGIN
『説文解字』人部に「俳、戯也。从人、非聲」とあり、「戯(たわむれ)」を本義とする形声字。声符「非」は左右に翼が開く形で「左右にひるがえる」意を含み、白川静『字統』は「俳」を「人が左右に身を翻して舞い戯れる姿」と解する。『字統』『漢字源』ともに、古代中国宮廷の俳優(はいゆう)すなわち滑稽芸人を指したのが原義であり、『史記』滑稽列伝に俳優の活躍が描かれる。『大漢和辞典』は「俳優」「俳諧(はいかい)」「俳徊(はいかい・さまよう)」など熟語を網羅し、「戯れ・滑稽・連なる」の三義を提示する。落合淳思『漢字字形史小字典』は篆文の人偏に翼形「非」が添えられた構成を確認する。日本では松尾芭蕉以後「俳諧の連歌」が独立し「俳句」「俳人」が国民文芸を代表する語となった。人名では芸事・文学に秀でる願いを込め、雅号として用例が見られるが実名は稀である。
構成要素
亻(人) + 非(声符・左右に翻る)
STROKE ORDER
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MEANINGS
古代の滑稽芸人。たわむれ舞う者。
俳優・俳句などの芸能・文芸に関わる字。
★芸事や言葉に秀で、人を和ませる才。機知と諧謔をもって人生を彩る願い。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。