◆ 元の意味(古代)
冠を脱ぐ。罪や役からのがれる。
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KANJI ETYMOLOGY
men
画数
8画
成り立ち
象形
部首
儿(ひとあし)
分類
常用漢字
冠を脱ぐ人の形。罪や役を「ぬがれる・はずす」、転じて努力するの意に。
ORIGIN
『説文解字』には独立項目を欠き、後世の字書で論じられる。落合淳思『甲骨文字辞典』は、免の甲骨・金文字形を「人が冠を頭から取り外す形」と分析し、本義を「冠を脱ぐ=罪や職役から解かれる」とする。『字統』白川静も、免を「人が頭の覆いを脱する形」とし、兔(うさぎ)と形が似るが別字で、罪を免じる・厄を免れる・職を免ずるなど「束縛から解放される」意を一貫して持つと説く。『漢字源』藤堂明保は、免の派生字として勉(つとめる)・娩(うむ)を挙げ、いずれも「重荷から脱して新たな状態に至る」意を共有するとする。さらに「努め励む」意も生じ、勉励・勉学などの基礎概念となった。『大漢和辞典』諸橋轍次は、免除・免責・赦免・任免などの熟語を挙げ、行政・法制用語として広く用いられたと記す。日本では「災厄を免れる」護符的縁起字として、また「努め励む」意で勉と通じる名乗字として古来用いられている。
構成要素
冠を脱ぐ人の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
冠を脱ぐ。罪や役からのがれる。
免れる。許す。職を解く。努める。
★災厄を免れ穏やかに歩む人生、自由闊達な精神、努め励む勤勉さへの願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。