◆ 元の意味(古代)
高く立つ、ぬきんでる
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KANJI ETYMOLOGY
taku
画数
8画
成り立ち
会意
部首
十(じゅう)
分類
常用漢字
群を抜いて高く立つ人。卓越と気品を象る常用漢字。
ORIGIN
「卓」は甲骨文・金文に既に見え、人が高く立つ姿を象った会意文字とされる。上部は「匕(立つ人)」あるいは「早」の上半、下部の「十」は「早」の省略形と説かれる。『説文解字』匕部には「卓は高なり、早と匕に従う」と載り、人が朝早く独り立つ意から「ぬきんでる・高い」の本義が生じたとする。藤堂明保『漢字源』は「ひときわ高く抜きん出る」を核義とし、机のように一段高い台をも指すと説明する。白川静『字統』では甲骨文の字形を分析し、人が高所に立つ象形に近いとみる。落合淳思は古代中国で朝早く立ち働く有徳者を表したとする説を支持する。論語に「如有所立卓爾(立つ所有るが如く卓爾たり)」と顔淵が孔子を讃えた語があり、古来「卓越」「卓識」「卓抜」など優秀さを表す熟語に多用される。日本では男児名に「卓也」「卓哉」「卓郎」など極めて人気が高い。
構成要素
上=人が立つ象、下=十(地に根ざす)
STROKE ORDER
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MEANINGS
高く立つ、ぬきんでる
すぐれる、卓越、つくえ(食卓)
周囲より一段高い視座と志を持ち、卓越した才と徳でぬきんでる存在へ。誠実に努力を積み、人の上に立てる人物への期待。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。