◆ 元の意味(古代)
新穀を神に供え、口に含んで味わう秋の祭祀。
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
14画
成り立ち
形声
部首
口(くち)
分類
常用漢字
新穀を神前で味わう秋祭の儀式。「なめる」「かつて」の二義を持つ古字。
ORIGIN
『説文解字』に「嘗は口味之なり、旨に従ひ尚聲」とある。「旨」は美味を表す字で、「尚」を音符とする形声字。古代中国で秋に新穀を宗廟に供え神に味わっていただく祭祀を「嘗祭(しょうさい)」と呼び、『礼記』月令に「孟秋之月、農乃登穀、天子嘗新」とある。日本の宮中祭祀「新嘗祭(にいなめさい)・大嘗祭(だいじょうさい)」もこれに由来し、天皇が即位後初めて新穀を神々と共に食する重儀である。『字統』は「神に供へて味はふ意より、嘗試・経験の義に転じ、副詞として『かつて』の用も生ず」と説く。『漢字源』も口に物を含み味を試す動作を原義とし、「試みる・経験する」へ意味を広げたと解する。
構成要素
旨(意符・美味)+尚(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
新穀を神に供え、口に含んで味わう秋の祭祀。
なめる。味わう。試みる。経験する。かつて(副詞)。
★新嘗祭に通ずる神聖な字だが、画数多く実名には稀。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。