◆ 元の意味(古代)
口で感じる滋味、奥深い味わい
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KANJI ETYMOLOGY
mi
画数
8画
成り立ち
形声
部首
口(くち)
分類
常用漢字
「口」を意符、「未」を声符とする形声文字。口で味わう、あじの意。
ORIGIN
『説文解字』口部に「味、滋味なり。口に従い未声」とあり、許慎は口で感じる味わいの意と解する。白川静『字統』では、「未」は枝葉の茂る木の象で、未だ熟さぬ細やかな味、転じて深く吟味する味わいを表したと説く。『漢字源』は「未」音が「微(かすか)」「眛(くらい)」と通じ、ほのかで奥深い味の感覚を本義とすると記す。『大漢和辞典』は「滋味」「妙味」「興味」など、五味の感覚から精神的・芸術的な味わいへと意味が広がる過程を詳述する。落合淳思は戦国期以降に形声字として成立し、本来「未」が持つ「いまだ・かすか」の語感が「奥深い味」を表すのに適合したと指摘する。日本語でも「あじ」「あじわう」と訓じ、料理から芸事まで幅広い情趣を表す字として親しまれる。
構成要素
口 + 未(声)
STROKE ORDER
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MEANINGS
口で感じる滋味、奥深い味わい
あじ、あじわう、趣き、興味
豊かな感性と深い味わいを持つ人を願う、人名にも好まれる字
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。