◆ 元の意味(古代)
若木に枝葉が重なり茂るさま、未だ熟さぬ状態
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KANJI ETYMOLOGY
mi
画数
5画
成り立ち
象形
部首
木(き)
分類
常用漢字
枝葉が茂る若木の象形。未来への伸びしろを示す字。
ORIGIN
『説文解字』巻十四に「未、味也。六月、滋味也。五行、木老於未。象木重枝葉也」とあり、許慎は「味なり。六月、滋味あるなり。五行、木未に老ゆ。木の枝葉重なるに象る」と説き、夏六月に果実が成熟して滋味を生じる時期、また十二支の未にあたる字とする。白川静『字統』は「木の上にさらに枝葉の茂るさまを示し、その茂りがまだ盛りに至らぬ状態をいう。よって『いまだ』の意となる」と述べ、若枝の重なりが未完成・未到達の象徴であるとする。藤堂明保『漢字源』も「木に小さな枝が重なって伸びるさま。まだ柔らかく成長しきらないことから『いまだ』を意味する」と説く。甲骨文・金文の字形は木の上部に短い横画を二本加えた形で、若く柔らかな新枝の生え出る様子を表す。十二支では未月(陰暦六月)・未刻(午後二時頃)・羊に配され、果実が熟しはじめるが完全には熟さない時期、すなわち「成熟の途上」を象徴する。哲学的には「未だ・未だし」として、可能性を秘めながら未到達である状態を意味し、孔子も「未知生焉知死」と用いた。日本では『万葉集』以来「いまだ」の語に当てられ、未来・未明・未踏など希望と可能性を含む語に多用される。命名では「これから伸びる」「無限の可能性」を象徴する佳字。
構成要素
木に若枝二本を加えた象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
若木に枝葉が重なり茂るさま、未だ熟さぬ状態
いまだ、まだ〜ない、十二支の未、ひつじ
無限の可能性を秘めた若枝。未来へ伸びゆく希望。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。