◆ 元の意味(古代)
草木の花葉が垂れ下がる姿。
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KANJI ETYMOLOGY
sui
画数
8画
成り立ち
象形
部首
土(つち)
分類
常用漢字
草木の枝葉や花が下に垂れ下がる姿の象形。
ORIGIN
『說文解字』に「垂、遠邊也。从土、𠂹聲」とあり、土を意符、𠂹(スイ)を声符とする形声字とするが、より古くは草木の花や葉が枝先から垂れ下がる象形であったと考えられる。許慎は「遠邊(えんぺん)」すなわち国境の遥かな地を本義とし、「辺」と通用させたが、これは派生義である。『字統』白川静は、𠂹を花弁や葉が垂れる形の象形とし、それに土を加えて地に届くほど垂れる様を表したと説く。すなわち、原字は「たれる・しだれる」を意味し、「辺境」の意は「中央から離れて垂れた地」という比喩から生じた派生義である。『漢字源』藤堂明保は、上から下へ垂れ下がるイメージを核とし、「ぶら下がる・近づく」(垂死・垂老)など多義を派生させたとする。日本では「垂訓」「率先垂範」など、上から下へ示す意で重んじられ、神事では「紙垂(しで)」「御幣」など神聖な垂れものに用いられる。人名では奥ゆかしく謙虚に頭を垂れる徳を表す字として、まれに用いられる。
構成要素
草木の花葉が垂れる象形 + 土
STROKE ORDER
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MEANINGS
草木の花葉が垂れ下がる姿。
たれる、たらす、しだれる、辺境、模範を示す。
★稲穂のように頭を垂れる謙虚さと、後世への範を示す徳。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。