◆ 元の意味(古代)
貝(財貨)を出して取引すること、商品を市に出すこと。
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KANJI ETYMOLOGY
bai
画数
7画
成り立ち
会意
部首
士(さむらい)
分類
常用漢字
商品を市場に出して代価を得ることを表す字。旧字は『賣』で、出すことと買い手の組み合わせから成る。
ORIGIN
『説文解字』に「賣は出物(しゅつぶつ)するなり、貝より出に従う」とあり、貝(財貨)を出して取引する意を会意で示した字。『字統』では旧字『賣』を、上部の『出』が物を市に出すこと、下部の『買』が代価を受け取ることを示し、双方が合わさって「売る」行為全体を表すと解する。『漢字源』もまた、出と買の合字で、商品を出し代価を得る一連の行為を意味するとする。新字体『売』は『士』『冖』『儿』に簡略化されたが、もとの会意の意味は受け継がれている。古来、商業・交易を象徴する字として用いられ、市井の活気や信用取引の根幹を担う語として発展した。
構成要素
士+冖+儿(旧字は士+冖+目+八)
STROKE ORDER
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MEANINGS
貝(財貨)を出して取引すること、商品を市に出すこと。
売る。販売する。広める。世に出す。
★人名にはほぼ用いられない。商業色が強く、名乗り訓もないため避けられる。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。