◆ 元の意味(古代)
整えられて現れる女性の容姿
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KANJI ETYMOLOGY
shi
画数
9画
成り立ち
形声
部首
女(おんな)
分類
常用漢字
整え立ちあらわれる美しい姿の字
ORIGIN
『説文解字』に「姿、態なり。女に従ひ、次声」とあり、女偏に「次」を音符として配する形声字である。「次」は『説文』に「不前不精なり」とされるが、藤堂明保『漢字源』は字形を「人が口を開けて吐息する形」と分析し、「順序立てて並べる・次第」の意を担うとする。これに女偏が組み合わさることで、「整えられた順序のもとに美しく姿を見せる女性のかたち」、すなわち「容姿・姿態」を表す字となった。白川静『字統』は「姿」を「装いを整えて立ち現れた姿形」と説き、単なる肉体的な「すがた」ではなく、所作・礼節・装束を含む総合的な現れ方を意味する点を重視する。古典『楚辞』『文選』には「容姿端麗」「丰姿」など、人物の外貌と内面の品位を一括して評する用法がみえ、漢代以降、女性の美しさだけでなく、男性・物事一般の現れ方を指す広義の「姿」へと意味が拡張された。仏教では「三十二相の姿」のように仏陀の威儀を表す語にも使われ、宗教的・哲学的奥行きを獲得した。日本では「すがた」と訓み、「姿絵」「姿見」「立ち姿」など、見る者の心に映る存在の現れを示す語として豊かに展開した。命名では、内面の美と外面の調和をともに表す字として、女子名はもとより男子名にも好んで用いられる。
構成要素
女(意符)+次(音符・順序を整える)
STROKE ORDER
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MEANINGS
整えられて現れる女性の容姿
すがた。容姿。人や物のあらわれ方
★凛とした立ち姿と内面の美しさが調和することを願う響き
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。