◆ 元の意味(古代)
家中に蔵される玉や貝などの貴重品。
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KANJI ETYMOLOGY
hou
画数
8画
成り立ち
形声
部首
宀
分類
常用漢字
「宝」は宀部に属する形声文字で、旧字は「寶」。家の中に玉と貝、それに音符「缶」を備えた字で、家に大切に蔵される宝物を表す。
ORIGIN
『説文解字』に「珍なり。宀に従ひ玉に従ひ貝に従ひ缶声」とあり、家屋(宀)の中に玉(玉器)と貝(貨幣)が収められ、缶(ふ)が音を表す形声字とする。古代中国では玉と貝が最も貴重な財産であり、それを家の中に大切に蔵することが「たから」の本義であった。白川静『字統』は、寶を宝玉・貝貨・楽器(缶)を含めた家中の貴重物全般を象徴する字と解する。新字体「宝」は、宀の下に「玉」のみを残した略字形で、戦後の当用漢字制定時に採用された。藤堂明保『漢字源』では同系語に「保」「珤」を挙げ、大切に守り保つ意を共通項とする。古来人名・国名・元号などに広く用いられ、最も縁起の良い吉祥字の一つである。
構成要素
宀(家)+玉(玉器)/旧字は缶+貝も含む
STROKE ORDER
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MEANINGS
家中に蔵される玉や貝などの貴重品。
たから、貴重なもの、宝物、価値あるもの。
大切な存在、家族の宝、かけがえのない人生を願う。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。