◆ 元の意味(古代)
肘から手首までの長さを基準とした度量
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KANJI ETYMOLOGY
shaku
画数
4画
成り立ち
指事
部首
尸(しかばね)
分類
常用漢字
手で物を測る古代の度量。基準と節度の字
ORIGIN
『説文解字』尺部に「尺は十寸なり。人の手より腕に却るに、十分を動脈と為し、之を寸口と謂ふ。十寸を尺と為す」とある。許慎は人体を基準とした度量であることを示し、寸口(脈どころ)から肘までを十寸=一尺としたと説いた。字形は人がかがんだ姿に下方へ向かう一画を加えた指事字で、人体の一部を物差しとして用いた古代の計測法を表す。白川静『字統』は、尺の原形を「人が手を伸ばして長さを測る姿」と解し、後にその長さの単位そのものを意味するようになったとする。古代中国では一尺は時代により長さが異なり、周代では約22cm、漢代では約23cm、唐代以降は約30cmへと変化した。藤堂明保『漢字源』は、語族「セキ・シャク=離れる・隔たる」に属するとし、距離や隔たりを示す用法を派生したとする。日本では和尺(鯨尺・曲尺)として伝わり、建築・裁縫の基準となった。比喩的には「節度・基準・寸法を計る慎重さ」を意味し、人物評価の語「尺度」にもその精神が生きている。
構成要素
人体の一部を象った指事字
STROKE ORDER
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MEANINGS
肘から手首までの長さを基準とした度量
ものさし、長さの単位、はかる、基準
節度ある誠実さ、確かな判断基準を持つ人
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。