◆ 元の意味(古代)
両手を広げて長さを測る、もつれを解きほぐして筋道をつける
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KANJI ETYMOLOGY
jin
画数
12画
成り立ち
会意
部首
寸(すん)
分類
常用漢字
両手を左右にひろげて測る形。長さの単位「ひろ」と、深く尋ねる探究の意を兼ねる字。
ORIGIN
『説文解字』寸部に「尋は繹理なり。工口に从ひ又寸に从ふ。工口は乱なり、又寸は分理なり」とあり、許慎は「もつれを解きほぐして筋道をつける」を本義とした。古文の字形は、左に工(さしがね・工具)、右に口(祝禱)、上下に又(左手)と寸(右手)を配し、両手を左右に伸ばして長さを測る、また物事の理を解きほぐす動作を描く会意字である。白川静『字統』は、左右の腕を広げた長さ(およそ八尺)を「ひろ=尋」と称したことが本義であり、これが「測る」「たずねる」の意に転じたと述べる。両手を伸ばして探り求める所作から、見えぬ理を尋ね究める知的探究の意が生まれた。藤堂明保『漢字源』は「左右に長くのばす」を核義とし、潯・蕁など尋を音符とする字と同系で、「のびる・たどる」意を共有すると整理する。『書経』『詩経』には長さの単位として登場し、『楚辞』には「尋常」(八尺と一丈六尺、転じてふつう)の語も見える。後世、「尋問」「尋常」「尋繹」など、深く問い究める意で広く用いられた。日本では「ひろし」「ひろ」と訓じて人名に採られ、深く真理を究める知的好奇心と、おおらかな度量を兼ね備えた人柄を願う字として愛されてきた。
構成要素
工(工具)+口(祝禱)+又(左手)+寸(右手)
STROKE ORDER
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MEANINGS
両手を広げて長さを測る、もつれを解きほぐして筋道をつける
たずねる、求める、ひろ(長さの単位)、深く問う、ふつう
深く真理を尋ね求める知性と、両腕を広げるおおらかな度量を象徴。探究心と包容力を備えた人柄を願う一字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。