◆ 元の意味(古代)
弓から発射する弾丸
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KANJI ETYMOLOGY
dan
画数
12画
成り立ち
形声
部首
弓(ゆみ)
分類
常用漢字
弓から放たれる弾力、跳ね奏でる響き。
ORIGIN
『説文解字』には旧字体の「彈」について「彈は行丸なり、弓に从ひ單聲」と記され、弓を意符、單を音符とする形声字である。原義は「弓から発射される丸い弾丸」であり、矢ではなく石や鉄の球を飛ばす投石機状の弓、すなわち「弾弓」から放たれる弾を指した。白川静『字統』は、單が二つの叉(また)を持つ狩猟具を象り、獲物を捕らえる単独の道具を意味し、これに弓を加えて単発で発射する弾の意を成したと解する。藤堂明保『漢字源』は、單の音「タン・ダン」が「彈(はずむ)」「綻(ほころぶ)」と通じ、張り詰めたものが瞬時に解き放たれる力動を共通の語感とすると指摘する。弓の弦が弾性によって弾を飛ばすことから、「はじく」「はずむ」「跳ねる」という弾力性の意義が派生した。さらに弦楽器を指で弾くことを「弾く」と言い、琴・琵琶・三味線などの演奏動作にも用いられた。「弾劾」「糾弾」のように、過ちを指摘してはじき出す批判的意義もあるが、これも「はじき飛ばす」原義の延長である。新字体では「弾」と書き、單が「単」に簡略化された。名前に用いる場合、跳ねるような生命力、楽器を奏でる感性、弾力ある柔軟さといった、躍動的で芸術的な印象を担う。
構成要素
弓(意符)+単(音符、旧字は單)
STROKE ORDER
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MEANINGS
弓から発射する弾丸
たま、はじく、はずむ、楽器を弾く
躍動感・芸術的感性・弾むような生命力
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。