◆ 元の意味(古代)
鷹が呼びかけに応じるように、心で受けこたえる
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KANJI ETYMOLOGY
ou
画数
7画
成り立ち
形声
部首
心(こころ)
分類
常用漢字
求めに応え心通わせる、感応と調和の象徴
ORIGIN
『説文解字』心部に「應、當なり。心に従ひ、䧹(よう)聲」とあり、心を意符、䧹(鷹を訓練して獲物に応じさせる意)を聲符とする形声字である。許慎は本義を「当然のこと、求めに応じて受け答える」と説く。白川静『字統』は、䧹がもと鷹匠の手に応じて飛び立つ鷹の象形を含み、人の心が外界の刺激に呼応して動くさまを示すと論じた。すなわち外からの呼びかけに対して内なる心が共鳴し、相手の意に違わず受け応えする情動の働きが原型である。藤堂明保『漢字源』は同系語に「膺(むね)」「鷹」を挙げ、いずれも「胸でしっかり受けとめる」という核義を共有する語族と分析する。古典では『詩経』『書経』に「天命に応ず」「呼べば応ふ」など、上下相通じ天人感応する語として頻出し、儒家思想では「感応道交」の中核概念をなした。新字体の「応」は廣(まだれ)と心からなる略体で、もとの旧字「應」の鷹形を簡略化したものだが、心を以て当たるという字義は変わらない。命名においては、人の声に誠実に応える受け答えの美徳、機を見て応変する柔軟さ、そして他者と心を響かせ合う感応の豊かさを表す字として用いられ、社会との調和を重んじる温かな人物像を映す。
構成要素
广(覆い)+心(こころ)。旧字應は鷹+心
STROKE ORDER
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MEANINGS
鷹が呼びかけに応じるように、心で受けこたえる
こたえる、応じる、まさに〜すべき
誠実な受け答えと感応力、社会と調和し機に応じる柔軟さ
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。