◆ 元の意味(古代)
手で土を掘り穴をうがつ
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KANJI ETYMOLOGY
kutsu
画数
11画
成り立ち
形声
部首
扌(てへん)
分類
常用漢字
手で土をうがち真理を掘り当てる探究の字
ORIGIN
『説文解字』巻十二上手部に「掘は搰なり。手に从ひ屈聲」とあり、手で穴を掘る、土を掘り起こす意を本義とする。形声字で、意符「扌」が手の動作を、声符「屈(くつ)」が音を担う。白川静『字統』は、屈はもと身を屈めるさまを示し、土を掘る際に身体を屈めて鍬を振るう所作と通じ、屈の「身を低くする・うがつ」中核義が掘の字義に響くとする。藤堂明保『漢字源』も、屈の音系列に「曲げ込む・押し下げる」意があり、掘は「手で土を下方へ押し下げてうがつ」動作を示すと説く。『戦国策』『史記』に「掘井」「掘穴」の語が見え、井戸を掘り、墓穴をうがつ意に用いられた。陶淵明「桃花源記」の「掘地得銭」も古典名句として知られる。日本では「発掘」「掘削」「採掘」のように、地中の物・歴史・真理を掘り起こす意に広く用いられ、知的探究の象徴ともなる。命名では稀だが、地道に深く掘り進む粘り強さ、本質を究明する探究心を象徴する字として理解される。
構成要素
扌(手)+屈(うがつ・音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
手で土を掘り穴をうがつ
ほる、掘る、発掘、採掘
粘り強く本質を掘り当てる探究心の人
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。