◆ 元の意味(古代)
罪人を打ち追放する。外へ解き放つ。
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KANJI ETYMOLOGY
hou
画数
8画
成り立ち
形声
部首
攵(ぼくづくり)
分類
常用漢字
方(まさかり)で罪人を打ち追放、四方へ解き放つ。
ORIGIN
『説文解字』巻三下、攴部に「放は逐なり。攴に从ひ方聲」とあり、攴(打ち執る手)と方(聲符)からなる形声字。白川静『字統』は「方」を首を懸けた横木の象とし、辺境の標識から「四方」「外辺」を意味するとし、これに攴を加え、罪人を打って辺境へ追い払う「追放」を本義とすると説く。藤堂明保『漢字源』は同系語に「方」「彷」「妨」を挙げ、「外へ広がる」「枠を出る」核義を共有するとし、追放から「ほうり出す」「自由にする」「光を放つ」へと意味が拡張したとする。古典『書経』には「四凶を放つ」と凶人を追放する用、『孟子』には「心を放つ」と注意散漫の意の用、また『楚辞』では屈原の「放逐」が悲劇的英雄の象徴となった。後世「放」は束縛を脱し自由に行為する積極的語へと反転し、「奔放」「開放」「放歌」と広く明るい解放感を帯びる。名に用いれば、枠にとらわれぬ自由な発想、光を四方に放つ華やかさ、おおらかで束縛を嫌う独立心を表す字義となる。
構成要素
方(聲符)+攵(手)
STROKE ORDER
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MEANINGS
罪人を打ち追放する。外へ解き放つ。
はなつ、ほうる、自由にする。
枠を超える自由、四方に光を放つ華やぎ。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。