◆ 元の意味(古代)
月の最後の日、月が見えない闇夜。
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
11画
成り立ち
形声
部首
日(ひへん)
分類
常用漢字
月の終わり、闇に包まれる夜。深奥と隠棲の静けさを宿す字。
ORIGIN
「晦」は《説文解字・日部》に「晦は月盡くるなり。日に従ひ毎聲」と説く形声字である。意符の「日」は時を、声符の「毎」は「カイ」「マイ」の音を担う。「毎」は元来、母が髪を結う姿を象った字で、「次々と続く」「重なる」の意を含むため、藤堂明保『漢字源』は「日が幾重にも覆われ暗くなる」状態を表したと解する。白川静『字統』は、「毎」を草木の盛んに生い茂る姿とし、月光が草に覆われ消える夜、すなわち月末の闇夜を「晦」と名づけたと述べる。古代中国の太陰暦では月末を「晦日(かいじつ)」と呼び、月が完全に欠けて見えない夜を意味した。日本では「大晦日(おおみそか)」として年末の節目に残る。比喩的に「韜晦(とうかい)」のごとく自らの才を隠すこと、「晦渋」のごとく意味が分かりにくく深いことを表す。『荘子』『楚辞』にも見え、隠者の徳や奥深さを象徴する字として尊ばれた。名に用いれば、控えめながら底知れぬ叡智を秘めた人格、静かに極める者の風格を含意する。
構成要素
日(時)+毎(声符・重なる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
月の最後の日、月が見えない闇夜。
暗い・隠す・月末・難解。
深奥、内に秘めた知性、静謐な趣。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。