◆ 元の意味(古代)
月の運行によって会合の時を定める、約束する
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KANJI ETYMOLOGY
ki
画数
12画
成り立ち
形声
部首
月(つき)
分類
常用漢字
月の運行で時を定める字。約束・時節・希望の象徴。
ORIGIN
『説文解字』巻七に「期、會也。从月、其聲」とあり、許慎は「会するなり」を本義とし、月を意符、其を声符とする形声字と解した。月の満ち欠けは古代において最も確実な時の指標であり、人と人とが会合する日時を月の周期によって定めたことから「会する・約束する」の意が生じた。白川静『字統』は「其(箕の形)を声符とし、月をもって時節を示す。一定の周期で約束し会することの意」と述べ、農耕祭祀における月暦的な期日設定との関連を指摘する。藤堂明保『漢字源』では「其(四角い枠)+月。きちんと枠で区切った時間」と説き、「一定期間」「区切られた時」「定められた約束」へと意味が展開したとする。金文には「期」が約束・盟誓の文脈で現れ、『詩経』衛風には「与子成説、不我活兮、不我信兮」とあって男女の逢瀬の約束を表す。さらに『礼記』では一年喪の「期年」、人生の「期頤(百歳)」など人生の節目を示す語となった。日本では「期する」「時期」「学期」「期待」など、未来へ向かう希望と確実性を併せ持つ字として広く用いられる。命名では「ある時を定めて待つ」「期待される人」という前向きな含意を持つが、字の重みからやや稀である。
構成要素
其(声符・四角い枠)+月(時の指標)
STROKE ORDER
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MEANINGS
月の運行によって会合の時を定める、約束する
とき、時節、定められた期間、約束する、期待する
時を見極め約束を守る人。期待を担う器の象徴。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。