◆ 元の意味(古代)
木製の方形の駒、棋戯
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KANJI ETYMOLOGY
ki
画数
12画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
常用漢字
盤上に天地宇宙を映す、思索と戦略の遊戯
ORIGIN
『説文解字』木部に「棋は博棋なり、木に従い其声」とあり、形声字として登録される。音符の其は元来「箕(み)」の象形で、四角い形をもつ意を内在させており、棋もまた方形の盤・方形の駒を木で作ることを反映している。白川静『字統』は、其を音符とする字には基・期・旗など「規則的・基準的」観念を共有するものが多く、棋もまた一定の規則に従って動く駒の遊戯を表すと指摘する。藤堂明保『漢字源』も同様に、棋を「方形の木を駒として規則的に動かす遊戯」と整理し、囲碁・将棋の総称となった経緯を述べる。古代中国の囲碁は単なる遊びを超え、天円地方の宇宙観を盤上に映し、陰陽黒白の石で天地の理を演じる思索の道とされた。『博物志』には堯が子の丹朱を教えるために碁を作ったとあり、王者の修養の道具でもあった。日本でも平安以来、雅な遊技として親しまれ、現代では棋士の道は精神修養の代名詞となる。人名では知略・思索・冷静沈着の象徴として用いられる。
構成要素
木(樹木)+其(方形・規則の音符兼義符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木製の方形の駒、棋戯
囲碁、将棋、棋戦
深い思索力、戦略眼、冷静な判断と知略
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。