◆ 元の意味(古代)
花が咲き輝く、桐の花
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KANJI ETYMOLOGY
ei
画数
9画
成り立ち
会意兼形声
部首
木(き)
分類
常用漢字
華やかに咲き輝く花。繁栄と名誉、光に満ちた人生の象徴字。
ORIGIN
「栄」は旧字「榮」の新字体である。『説文解字』木部に「榮は桐木なり。木に従ひ熒の省声」とあり、本来は桐の花の咲く様を表したとされる。「熒」は二つの火と冖(覆い)の組み合わせで、火が明るく照らし輝く意を含む。藤堂明保『漢字源』は、榮が「火のように明るく咲く花」を表し、木の上に華やかな花が群がり咲き誇る様子を象徴する会意兼形声字であると解する。白川静『字統』は、榮の字形において、上部の二つの火と冖は、本来は篝火を焚いて神を迎える祭祀の場を象ったとし、神聖な場での木の繁栄、すなわち神の祝福を受けた木の隆盛を表すと説く。古典では『詩経』『楚辞』に「華榮」「榮華」の語が見え、花が咲き誇るさま、転じて人や家の繁栄・富貴・名誉を意味する重要な字となった。儒教経典でも『論語』『孟子』に栄誉・栄光の意で頻出し、東アジア漢字文化圏において最も愛される佳字の一つである。日本では『古事記』『日本書紀』以来、「栄える」「栄え」の語として国家・氏族の隆盛を寿ぐ語彙となり、人名・地名・元号にも好んで用いられた。新字体の「栄」は、上部の二火を簡略化し冖の下に木を配する形で、花咲き輝く本義を保ちつつ、書きやすさを得ている。光・繁栄・名誉・幸福を一身に集める、最も縁起の良い字の一つである。
構成要素
上部(火・輝き)+木(樹木)
STROKE ORDER
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MEANINGS
花が咲き輝く、桐の花
さかえる。繁栄、栄誉、輝かしさ
華やかな繁栄と名誉、光に満ちた人生、家を栄えさせる人
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。