◆ 元の意味(古代)
木製の枷(かせ)、罪人を拘束する道具
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
11画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
常用漢字
木組みの巧緻な仕掛け、人智を結集した道具の象徴
ORIGIN
『説文解字』木部に「械は桎梏なり、木に従い戒声」とあり、本来は罪人の手足にはめる木製の枷(かせ)を指す形声字であった。音符の戒は「両手で武器を持って警戒する」会意字で、警告・拘束の意を含み、械においても「拘束する木の道具」という義を支える役割を持つ。白川静『字統』は、戒の音符をもつ字は「身を引きしめ用心する」観念で結ばれており、械は罪人を縛る器具から、転じて広く「精巧に作られた木の仕掛け・道具」を指す語となったと述べる。藤堂明保『漢字源』も「組み立てられた仕掛け」を本質とする字とみなし、機械・器械など、複数の部品を組み合わせて働く道具一般へと拡張されていった経緯を示す。古代中国では弩や雲梯のような戦器、農具・水車など、人智の結晶たる「械」が文明発達の象徴となった。現代日本語では「機械」の語が技術文明そのものを指すまでに至り、人名に用いれば、巧緻な構想力と精密な思考を象徴する字となる。
構成要素
木(樹木)+戒(警戒・拘束の音符兼義符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木製の枷(かせ)、罪人を拘束する道具
機械、器械、仕掛け
精緻な構想力、組織を組み立てる才覚、技術への誠実
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。