◆ 元の意味(古代)
木材を組み合わせて屋根や建物を造る
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
14画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
木材を組み交わせて家を建てる、構想と築造の根本を担う字。
ORIGIN
『説文解字』木部に「構は蓋なり。木に従ひ冓(コウ)声」とあり、本義は屋根の梁を組み合わせて屋を覆う、すなわち建物の骨組みを組み立てることを指す。声符「冓」は『字統』によれば、二本の木を上下に交差して組み合わせた象形で、「組む」「重ねる」「交わる」の意を担う。冓の字自体に既に建材を組む意があり、これに木偏を加えて「木材を組み合わせて構築する」意を明示した形声兼会意字となった。漢字源は冓を「井桁状に木を組む象」とし、構を「材木を組んで建物を造る」と注する。古典では「構築」「構造」「構成」「機構」「結構」など、物事を組み立て築くあらゆる場面に用いられ、転じて「心構え」「身構え」と精神の準備態勢をも表す。「構想」とは頭脳の中で骨組みを組むこと、「構図」とは画面の骨組みを定めることであり、いずれも本義の「組み立てる」から発する。日本では中世以降「かまえる」と訓じ、武芸の構え、家屋の構え、心の構えと、身体・空間・精神三層に渡って用いられた。建築用材を組み上げて堅牢な構造物を成す象は、計画性と実行力、堅実な人格形成の比喩としてふさわしい。命名に用いれば、論理的に物事を組み立てる知性、揺るがぬ志の構造、信頼に足る堅実さを象徴する。
構成要素
木(きへん)+冓(コウ・声符兼意符/木を組む)
STROKE ORDER
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MEANINGS
木材を組み合わせて屋根や建物を造る
構える・組み立てる・構造・心構え
計画的な知性と確かな構築力、揺るがぬ意志の骨格を備える人物像
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。