◆ 元の意味(古代)
言葉を組み立てて論じ、和解させる。
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KANJI ETYMOLOGY
kou
画数
17画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
常用漢字
言葉を組み立て学問を伝える、教学と研鑽の文字。
ORIGIN
「講」は形声文字で、意符の「言」と音符の「冓(コウ)」から構成される。許慎『説文解字』言部には「講は和解なり。言に従ひ冓声」とあり、本義は「言葉を組み合わせて両者を和解させる」「論じて道理を明らかにする」ことである。「冓」は木材を縦横に組み合わせて構築する形を象った字で、白川静『字統』では「冓」が建築の骨組みを意味し、「組み立てる」「構造化する」という根本義を持つと述べる。したがって「講」は、言葉を骨組みのように整然と組み立てて論じる行為、また当事者の言い分を組み合わせて和解に導く行為を意味するという。白川はさらに、古代において「講和」「講盟」のような外交的儀礼が重視され、「講」が国家間の対立を調停する重い意味を担っていたことを論じる。藤堂明保『漢字源』では、「冓」が「縦横に組み合わせる」核義を持ち、「講」は「言葉を組み立てて論じる」「研究して道理を解き明かす」意であると説明される。後世「講義」「講演」「講習」のように学問を口頭で伝える行為を指すようになり、また仏教の「講」は経典を学び合う集会を表す。日本でも「頼母子講」のように相互扶助の集まりを指す語として広まり、「講」は学びと結束を象徴する文字となった。命名に用いれば、深い学識と人を結ぶ力を願う字となる。
構成要素
言(ことば)+冓(音・組み立てる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
言葉を組み立てて論じ、和解させる。
とく、ならう、講義、研究、和解。
★深い学識と組織力で、人々の学びを導く知の指導者に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。