◆ 元の意味(古代)
梢いっぱいに花が灯火のように咲く木(特に桐)
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KANJI ETYMOLOGY
ei
画数
14画
成り立ち
形声
部首
木(き)
分類
人名用漢字
梢に火影の如く咲き匂う花、繁栄と栄誉の極まる字。
ORIGIN
「栄」の旧字体。『説文解字』木部に「榮は桐木なり。木に従ひ熒(けい)省声」とあり、本義は梢に灯火のように燃え立つ花、特に桐の花のごとく梢一面に咲き輝くさまを指した。字形は『字統』によれば、上部に二つの「火(炏)」を冂で覆い、下に「木」を置く。これは梢の周囲に花が燃えるように咲き連なる象、または夜の光が木々の上に揺らめく象を形象化したもので、「光彩を放って盛大に栄える」の本義を生む。声符の「熒」は灯火・蛍光・かすかに輝くの意で、榮の字に「光り輝く」「盛んに茂る」「優れて目立つ」の含意を与えた。漢字源は「梢いっぱいに花がともしびのように咲く木」と説き、栄華・栄光・繁栄の語源を成すと注する。古来「榮」は人の徳と功績の輝き、家門の繁栄、草木の生命力の頂点を表す最高の祝福字とされ、皇室・貴族の名や元号、寺号にも数多く用いられた。日本では「榮一」「榮三郎」「榮子」など、明治・大正期の名前に隆盛し、家の繁栄を願う名乗り字の代表格となった。新字体「栄」も同義であるが、旧字「榮」には独特の重厚さと格調がある。命名に用いれば、輝かしい人生、家門の隆昌、人格の光彩を放つ存在を象徴する。
構成要素
炏(火が並ぶ)+冖+木(会意兼形声/梢に咲く花の輝き)
STROKE ORDER
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MEANINGS
梢いっぱいに花が灯火のように咲く木(特に桐)
栄える・繁栄・栄誉・光り輝く
輝かしく栄える人生、家門の隆盛と名誉ある人格を寿ぐ
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。