◆ 元の意味(古代)
鋳造の木型、原型。法則・規範
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KANJI ETYMOLOGY
mo
画数
15画
成り立ち
形声
部首
木(きへん)
分類
常用漢字
鋳型となる木の規範、写し継ぐ秩序の一字
ORIGIN
『説文解字』木部に「模、法なり。木に従ひ莫声」とあり、音符「莫(ボ)」を用いる形声字である。許慎は「法」と訓じ、すなわち木で作った鋳型・原型を意味するとした。白川静『字統』によれば、莫は日が草間に没する象で「くらい・ない」の意を持つが、ここでは音借として用いられる。藤堂明保『漢字源』ではボ・モの音に「広く覆い包む」「全体に同じ形をとる」音感があるとし、模は型枠の中に同じ形を反復生成する装置であると説く。原義は青銅器鋳造に用いる木型であり、これに対して土の鋳型を「型」、金属の鋳型を「鎔」「範」と称した。後にすべての見本・手本・規範を総称するに至り、「模範」「模型」「規模」「楷模」などの熟語を生んだ。『書経』には「萬世の模範」の語があり、後世の手本となる徳の象徴として用いられた。また書道では古典を写し学ぶことを「模書」「臨模」と称し、王羲之の蘭亭序の唐摹本(神龍半印本)など、忠実な模写は原典に比肩する文化財となった。日本では模倣・模索・規模など、知的活動の枠組みを示す重要字として常用される。秩序を保ち、伝統を継承し、後進に道を示す象意を備える。
構成要素
意符「木」+ 音符「莫(ボ)」。莫は日没を表す音借
STROKE ORDER
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MEANINGS
鋳造の木型、原型。法則・規範
手本、見本、模型。模範・規模・模索
規律と品格を兼備する規範性。学びの誠実さと、後世に範を示す堂々たる風格
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。