◆ 元の意味(古代)
目標へまっすぐ進む、征伐する
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KANJI ETYMOLOGY
sei
画数
5画
成り立ち
会意
部首
止(とめる)
分類
常用漢字
目指す城邑へまっすぐ進む、規範と公正の根本字。
ORIGIN
甲骨文・金文の「正」は、上部の「囗(または一)」が城邑、下部が「止(足)」を表し、「目標とする邑へ向かってまっすぐ進む」会意字である。本義は「征く(征伐に赴く)」で、後に「征」が分化した。『説文解字』止部に「正は是なり」と簡潔に記し、段玉裁は「一に止まるは正なり」と注して、一筋に止まり定まることを正とする説を加える。白川静『字統』は征服した邑を治める姿勢から「ただす・規準」の義が派生したと説き、藤堂明保『漢字源』もセイの音系に「まっすぐ・整う」義を認め、政・整と同源と整理する。落合淳思も甲骨文研究で「正=攻撃」の本義を支持する。古来「正月」「正道」「正義」と最も基本的な徳目語に用いられ、日本でも年号・人名に最頻出級で使われる字である。
構成要素
一(または囗・城邑)+止(あし)— 邑へ進む足
STROKE ORDER
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MEANINGS
目標へまっすぐ進む、征伐する
ただしい、ゆがみがない、本来の
正直で公正な心を持ち、まっすぐな道を歩む信頼される人になってほしいという願い。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。