◆ 元の意味(古代)
天を巡る木星(歳星)の運行。一年、年月、年齢、年の節目。
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KANJI ETYMOLOGY
sai
画数
13画
成り立ち
形声
部首
止(とめる)
分類
常用漢字
天を巡る歳星と年月を表す字
ORIGIN
『説文解字』巻二上・步部に「歳は木星なり。二十八宿を越えて陰陽を歴し、十二月にして一次す。步に従ひ戌聲」とあり、もと木星(歳星)を意味する形声字とされる。古代中国では木星が約十二年で天を一周することから、その運行を年の単位とし、「歳」が一年を表すに至った。白川静『字統』は、上部の「步」(歩く意)と「戌」(鉞を象る武器の形、ここでは音符)を合わせ、天を歩み巡る歳星の運行を字形化したものと解する。さらに「戌」には犠牲を切る祭儀の含意もあり、年の移り変わりを祝う祭祀との関連も示唆される。藤堂明保『漢字源』は、「戌」をサイ音の音符と見て、「歳」を「跨ぎ越して進む」語族として「逝」「越」と通ずるとする。古典では『書経』『詩経』に頻出し、「歳時」「歳月」「歳暮」「賀歳」など、年の節目を表す重要語を多数生んだ。日本でも「お歳暮」「歳神」「歳徳」など年中行事に深く根付き、年齢を数える「○歳」の用法も古来定着。新字体「歳」は中国本土では「岁」と簡略化されるが、日本では正字に近い形を保つ。
構成要素
「步(歩く)」+音符「戌(サイ)」の形声字。天を巡る歳星の運行を字形化。
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MEANINGS
天を巡る木星(歳星)の運行。一年、年月、年齢、年の節目。
とし。年齢、年月。「歳月」「歳暮」「○歳」など、年と年齢の意で広く使われる。
悠久の年月、節目を大切にする伝統感、健やかに歳を重ねる長寿の願いを象徴。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。