◆ 元の意味(古代)
水が尽きて無くなること
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KANJI ETYMOLOGY
shou
画数
10画
成り立ち
形声
部首
氵(さんずい)
分類
常用漢字
水が次第に減って小さくなり、ついには無くなることを表す字
ORIGIN
『説文解字』水部に「消は盡くるなり。水に従い肖声」とあり、本義は「水が尽きて無くなる」ことである。形声の構造は意符「氵(水)」と声符「肖(ショウ)」からなり、声符は意味的役割も担う。「肖」は月(肉)と小(小さい)からなる字で、本義は「肉体が小さく削れる・痩せ細る」、転じて「親に似る(小型化した姿)」を表す。白川静『字統』は、肖系字(消・銷・宵・霄など)に共通する核義を「小さくなり消える」とし、消を「水が次第に小さくなり尽きてゆく」現象に当てたものと説く。藤堂明保『漢字源』も、声符「肖」の核義を「小さく細くなる」とし、消を「水が小さく削れて無くなる」と解する。本義の「水量が減る・尽きる」から比喩的に拡張して、「火が消える」(消火)、「物が無くなる」(消失・消滅)、「気力が衰える」(消沈・消耗)、「時間を費やす」(消閑・消夏)、「打ち消す」(消去・取り消す)など、存在や勢いが徐々に減じて無に帰してゆくさま全般を表すようになった。仏教漢訳語では「業障消除」「消災」など、罪や災いを取り除く重要語となり、東アジア精神文化に深く浸透した。日常語としても「消化」「解消」「消費」「消息」など、現代の中核語彙を多く担う。両義的な字で、否定的な「失われる」と肯定的な「祓われる」の両面を持つ。人名では用例は限られるが、「災厄を消し祓い、心穏やかに過ごす人」「無駄を削ぎ落とし本質に至る人」を象徴する用法がある。
構成要素
氵(水)+肖(声符、小さくなる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
水が尽きて無くなること
きえる、けす、なくなる、ついやす
★災厄を祓い清め、無駄なく清明に生きる人
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。