◆ 元の意味(古代)
舟で穀物を水運する、漕運
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KANJI ETYMOLOGY
sou
画数
14画
成り立ち
形声
部首
氵(さんずい)
分類
人名用漢字
舟を漕いで物資を運ぶ意で、勤勉と推進の力を示す一字。
ORIGIN
『説文解字』水部に「漕は水転穀なり。水に従い曹声」とあり、舟で穀物を水運することを意味する形声字。藤堂明保『漢字源』は声符「曹」を「並び連なる」の意とし、舟を連ねて穀を運ぶ漕運の制度に由来すると説く。白川静『字統』では曹を訴訟の対をなす者(両曹)の形と捉え、対をなして櫂を操る情景と関連付ける。漢代には「漕渠」「漕運」の制があり、京師への糧米輸送を担う国家事業を指した。『史記』平準書、『漢書』食貨志に詳述され、唐宋に至るまで王朝経済の根幹であった。後に「舟を漕ぐ」という動作そのものを指すようになり、日本では和船文化のなかで漁・運漕に広く用いられた。諸橋轍次『大漢和辞典』は「水運」「舟をこぐ」を併記する。落合淳思は曹の並列の原義から、櫂を揃えて推進する協同労働の象徴と解する。現代スポーツのボート競技「漕艇」もこの系譜にある。
構成要素
氵(意符:水) + 曹(声符:並び連なる)
STROKE ORDER
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MEANINGS
舟で穀物を水運する、漕運
舟を漕ぐ、漕艇
自ら櫂を取り、人生という大河を力強く漕ぎ進める推進力を持つようにとの願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。