◆ 元の意味(古代)
いなびかり、神、のばす。
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KANJI ETYMOLOGY
shin
画数
5画
成り立ち
象形
部首
た
分類
常用漢字
いなびかりを象る字。神に通じ、申し述べる神聖さを宿す。
ORIGIN
「申」は『説文解字』に「神也。七月、陰气成、體自申束。从臼自持也」とあり、「神」と関連づけられ、七月の陰気が形を成し、自ら束ねるさまを示すとされる。許慎は十二支の「申」を陰気が伸びて形を整える時期と解した。しかし甲骨文・金文の字形を見ると、「申」は明らかに稲妻(電光)の屈曲する形を象った象形字である。藤堂明保『漢字源』はこの古形に基づき、「申」を雷光の象形とし、天空にひらめき、地に伸びる電光のさまから「のびる」「のばす」「述べる」の意が生じたと説く。白川静『字統』も同様に、「申」を電(いなずま)の初文とし、「神」「電」の原字であるとする。古代において雷光は神霊の顕現とされ、神を「申」と呼んだのもこの故である。後に「神」が分化し、「申」は専ら「もうす」「のべる」「十二支のさる」の意に転用された。卜辞では「申日」が祭祀日として用いられ、神に祈り「申し述べる」儀礼が行われた。日本では「もうす」の謙譲表現として広く用いられ、また十二支「さる」と訓じられる。命名にはやや使いにくいが、神聖さや雄弁さを表す古典的な字である。
構成要素
稲妻の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
いなびかり、神、のばす。
もうす。のべる。十二支のさる。
★神聖に通じる雄弁さ、伸びやかな意志を伝える。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。