◆ 元の意味(古代)
みなが揃って同じことを言う。
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
9画
成り立ち
会意
部首
しろ
分類
常用漢字
二人が並び声を揃える、すべて・共に意の字。
ORIGIN
「皆」は会意文字で、上部の「比(二人が並ぶ形)」と下部の「白」から成る。「白」はここでは口を開いて声を発する象形「曰(いわく)」に通じる。許慎『説文解字』白部には「皆、俱詞也、从比从白」とあり、複数人が口を揃えて言うこと、すなわち「みな・ともに」を本義とすると述べる。白川静『字統』は「比」を二人が同方向に並ぶ形、「白」を申告・誓いの言葉を発する場と解し、人々が並び立って同じ言葉を述べ揃えること、つまり集団的な同意・斉一性を示す字とする。神への共同の誓いに用いる字であったとも論じる。藤堂明保『漢字源』もまた、「比」のもつ「並ぶ・等しい」の意と「白(言う)」を組み合わせ、「みなが揃って同じことを言う」「ことごとく」を核義とし、皆無・皆勤・皆既のように「ひとつ残らず・全員」の語義に展開すると説明する。日本語でも「皆さん」「皆勤」など平等性・全体性を表す肯定的な語に用いられる。命名では使用例は少ないが、「みな」と読ませる女性名にまれに見られる。
構成要素
比(並ぶ二人)+白(言う)
STROKE ORDER
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MEANINGS
みなが揃って同じことを言う。
みな。すべて。ことごとく。
★皆と心を揃える調和性、全方位に行き届く配慮を象徴する字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。