◆ 元の意味(古代)
亡父を祀る親廟
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KANJI ETYMOLOGY
ne
画数
18画
成り立ち
形声
部首
しめすへん
分類
人名用漢字
亡父を祀る祠。先祖崇敬と血脈の継承を象徴する。
ORIGIN
「禰」は『説文解字』には直接の収録は見えにくいが、後世の字書および『爾雅』『礼記』の注疏において「親廟(おやびょう)」、すなわち亡父を祀る祠を意味する字と解される。形声字であり、「示」を意符、「爾(ジ・ニ)」を音符とする。許慎『説文解字』示部の関連字「祢(禰の異体)」については、父の廟を意味するとされ、儒教の祖先祭祀における近親廟の代表として位置づけられた。白川静『字統』は「爾」を花の咲き満ちる象形と解し、近親に咲き継がれる血脈の象として「禰」を理解する立場を示し、亡父を最も身近に祀る親廟、すなわち子が直接に祀る神聖な存在を表す字と論じる。藤堂明保『漢字源』は「爾」に「近い」「ちかしい」の音義を認め、神々の中で最も身近な存在である亡父を祀る祠を「禰」と呼ぶとし、儒教礼制における祖先祭祀の根幹を成す字と説明する。日本では古代より姓氏や地名に用いられ、「禰宜(ねぎ)」は神職の名称として今も用いられる。日本の人名用漢字に採録されており、神事への奉仕、家系の継承、先祖への篤い敬意を象徴する格調高い字として命名に用いられる。
構成要素
示(祭壇)+爾(近い)
STROKE ORDER
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MEANINGS
亡父を祀る親廟
近親の祠。神職。
★家系を尊び祖を敬う、血脈の継承と敬虔な精神を象徴する。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。