◆ 元の意味(古代)
竹簡を順序立てて綴る、次第。
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KANJI ETYMOLOGY
dai
画数
11画
成り立ち
形声
部首
たけ
分類
常用漢字
順序・等級、また邸宅の意を表す字。
ORIGIN
「第」は「竹」を意符、「弟(テイ)」の省体を声符とする形声文字である。『説文解字』巻五「竹部」に「次第也。从竹、弔(弟省)聲」とあり、許慎は本義を「次第(順序)」と注する。声符「弟」は革ひもをらせん状に巻き付ける形の象形で、藤堂明保『漢字源』では「弟」が順を追って下から上へ巻き上げる動作を象り、順序・段階の意を内包するとする。これに「竹」を加えたのは、竹簡を順序立てて綴り並べる古代の書物制作と関わるためで、書冊の章次を表すのに最適な字となった。白川静『字統』も「弟」が紐の巻き重ねを表すとし、これにより事物の段階・順位を表現する字として「第」が成立したと解説する。意味は派生して「順序」「等級」(甲乙丙丁の第)、「科挙の合格」(及第・落第)、さらには「貴族の邸宅」(第宅)まで広がった。中国古典『漢書』『史記』に「列侯諸第」「天子之邸第」と見え、邸宅義は古い。日本語では「第一」「次第」「第宅」「邸第」「及第」など順位・序列を表す中核字として用いられる。命名においては抽象義が強く一字名は少ないが、「第三郎」「第七」など順位を示す古風な名づけで用いられることがある。
構成要素
竹+弟(省)
STROKE ORDER
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MEANINGS
竹簡を順序立てて綴る、次第。
ついで。順序。等級。やしき。
★序列・秩序を示す、命名は古風で限定的。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。