◆ 元の意味(古代)
軍が二日以上同じ場所に宿る、留まる
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KANJI ETYMOLOGY
ji
画数
6画
成り立ち
形声
部首
欠(あくび)
分類
常用漢字
順序立てて続く秩序の字。代々受け継がれる継承の美を宿す一字
ORIGIN
『説文解字』欠部に「次は前に進まざる(止まる)なり。欠に従ひ二聲」と記される。許慎は次を、欠(息を吐く人)に二を加えた形声字とし、本来は「行進が止まって留まる」「並んで宿る」という意味を持つと解した。古代の軍隊行進において、二日連続で同じ場所に駐屯することを「次(やどる)」といい、転じて「順序、序列、つぎ」という抽象的意味へと拡張した。『字統』によれば、次は本来「次舎(じしゃ=宿営)」を意味する字であり、戦陣で隊列を組んで秩序立てて宿泊する様から「順序、つぎ」の義が派生した。『春秋左氏伝』に「凡そ師、一宿を舎と為し、再宿を信と為し、信を過ぐるを次と為す」とあり、三日以上の駐留を次と呼んだことが知られる。『漢字源』では、次が「順序を踏んで進む」「ある位置に位置を占める」「代々続く」という秩序的・継承的意味の中核を担う字となった経緯を述べる。日本において次は、長男に対する次男・次郎・次女など兄弟姉妹の序列を表す基本語となり、さらに「次代」「次世代」「次第」など時間的継承を表す語の中心となった。江戸時代以降、男児名の「次郎」「次助」「健次」「孝次」など、家系を継ぐ二番目の徳を願う命名に多用され、代々受け継がれる秩序と継承の美意識を体現する一字となった。
構成要素
意符『欠』+ 音符『二(ジ)』
STROKE ORDER
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MEANINGS
軍が二日以上同じ場所に宿る、留まる
つぎ、順序、二番目、つづく
秩序立てて道を歩み、代々の徳を継承する人を願う字
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。