◆ 元の意味(古代)
堂の東西の壁、序列を定める場
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
7画
成り立ち
形声
部首
广(まだれ)
分類
常用漢字
東西に並ぶ廂(ひさし)から、ものごとの順序と整えられた礼節を象る一字。
ORIGIN
『説文解字』广部に「序は東西の牆なり。广に从い予声」とあり、屋根を表す「广」と音符「予」からなる形声字である。許慎によれば本義は宮殿や学舎において、堂の東西に張り出して付随する側壁・廂の部分を指す。白川静『字統』は、古代中国の学制において堂の東西に序が設けられ、長幼の席次や授業の順番がそこで定められたことを指摘し、序が「順序」「次第」の意を担うようになった経緯を詳述する。藤堂明保『漢字源』は、予が「ゆとり・ゆるやか」の音を担い、屋根のもとに並ぶ秩序立った空間という語感から、整えられた次第・順序の意が生じたと説く。『書経』『詩経』『礼記』には「序」が頻出し、宗廟の序列、長幼の序、書物冒頭の序文など、整然たる秩序と導入の意で用いられた。日本においても、雅楽や能楽の「序破急」、書物の「序文」、季節の「秩序」など、文化のあらゆる場面に序の概念が浸透している。名に用いるとき、序は物事を順序立てて整えていく知性、礼節を重んじる清廉さ、新しい物語の始まりを告げる端正さを示す佳字となる。学究的・文学的な気品をも帯び、男女いずれの名にもなじむ。
構成要素
广(屋根)+予(ゆとり・音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
堂の東西の壁、序列を定める場
順序、次第、はじめ、序文、秩序
整然とした知性、礼節を重んじる心、新たな始まりを導く清廉さ。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。