◆ 元の意味(古代)
麻をより合わせて糸を作る。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
17画
成り立ち
形声
部首
いとへん
分類
常用漢字
麻を績んで糸とすること。積み重ねた成果・功績を表す。
ORIGIN
「績」は形声文字で、意符の「糸」と音符の「責(セキ)」から成る。許慎『説文解字』糸部には「績、緝也。从糸、責聲」とあり、本義は麻の繊維をより合わせて糸にすること、すなわち「つむぐ」意であると説く。段玉裁の注は、「緝(しゅう)」と「績」が同義で、共に麻を撚って糸を作る作業を指すとし、織布以前の重要な工程であったことを示す。白川静『字統』は、「責」を貝(財貨)と朿(とげ)から成り、求め取り立てる意の字とし、「績」はこれに糸を加えて、繊維を引き出し撚り上げて糸を成す手仕事を表すと解する。さらに『字統』は、糸を績む作業が一日の積み重ねで形になることから、「功績」「績効」のように、努力の積み重ねが生む成果の意へと展開したと論じる。藤堂明保『漢字源』は、「セキ」の音を「積み重ねる・連ねる」意の音群に位置づけ、「積(つむ)」「責(つみかさねて求める)」「跡(つみかさなった足あと)」と同系語であると述べる。藤堂はさらに、織女が日々麻を績む労苦が報われて成果となるイメージから、転じて学業・事業における積年の業績を讃える語となったと指摘する。日本語でも「成績」「業績」「功績」と頻用される。
構成要素
糸+責
STROKE ORDER
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MEANINGS
麻をより合わせて糸を作る。
つむぐ。功績。手柄。積み重ねた成果。
★積み重ねた成果・功績の意で、堅実な努力を象徴する命名字。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。