◆ 元の意味(古代)
負債の返済を厳しく求める。
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KANJI ETYMOLOGY
seki
画数
11画
成り立ち
形声
部首
かい・こがい
分類
常用漢字
債を求め義を問う、責任と務めの文字。
ORIGIN
「責」は「貝」を意符、「朿(し)」を声符とする形声文字である。許慎『説文解字』巻六下に「責、求むるなり。貝に从ひ、朿聲」とあり、本来は財貨の返済を強く求める意、すなわち負債の取り立てを字源とする。「朿」は棘の象形で、刺すように厳しく迫る語感を含む。白川静『字統』は、「責」を債権の取り立て、転じて他者の落度を厳しく咎める「責める」意、さらに自らに課せられた義務を引き受ける「責任」の意へと展開した過程を丁寧に追う。すなわち「責」字は外向きには他者を糾す厳しさ、内向きには自身を律する重みの両面を併せ持つ。藤堂明保『漢字源』はtsʰek/tsɪkの音から「積」「績」と同系の単語家族に置き、「重ねて求める」「積み上げる」という核義を抽出する。借りを積み重ねれば返済の責が生じ、義務を積み重ねれば社会的責任となる。儒教思想では「責は己に厚く、人に薄く」が君子の徳とされ、自己に対する厳しさを讃えた。命名では責任感、信頼、人を率いる重みを象徴する字として、強い意志を込めて選ばれることがある。
構成要素
朿+貝
STROKE ORDER
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MEANINGS
負債の返済を厳しく求める。
せめる、責任、責務、咎める。
★責任を引き受け、自らを律する重みの願い。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。