◆ 元の意味(古代)
身を伏せて仕える者、家来。
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KANJI ETYMOLOGY
shin
画数
7画
成り立ち
象形
部首
しん
分類
常用漢字
君に仕える忠実なる従者、伏して見上げる眼を象る字。
ORIGIN
「臣」は人が身を伏せて目を見開いた形を象った象形文字である。許慎『説文解字』に「臣は牽(ひ)かるるなり、君に事(つか)うる者なり、屈服の形に象る」とあり、君主に従い屈する姿を字形に見出している。白川静『字統』はこれを更に深く掘り下げ、「臣」の字形は人の眼を縦に立てた形であり、神に仕える者が伏して上を仰ぎ見る姿であると説く。白川は殷周の甲骨文・金文を渉猟し、もとは神事に従う者・王に近侍する官人を意味し、後に広く「家来」を指すようになったと論じる。さらに「賢」「臥」「監」など「臣」を含む字群が、いずれも目を伏せて見る所作と関わることを指摘し、視線と服従の象徴体系を明らかにしている。藤堂明保『漢字源』は「臣」を「目を縦にした象形」とし、君主の前で身を屈め視線を下げる態度から「家来・従者」の意が生じたと述べる。日本では古代に「おみ(臣)」のカバネとして用いられ、姓氏制度の中で重要な位置を占めた。命名では忠誠・誠実・補佐の徳を象徴する。
構成要素
目を縦にした象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
身を伏せて仕える者、家来。
君主に仕える者。臣下。
★忠誠・誠実・補佐の徳を象徴する字。
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※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。