◆ 元の意味(古代)
葡萄(ブドウ)の構成字。
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KANJI ETYMOLOGY
ho
画数
12画
成り立ち
形声
部首
くさかんむり
分類
—
「葡萄(ぶどう)」を構成する字。西域から伝わった豊穣の果実を象徴する。
ORIGIN
「葡」は艸と「匍」を組み合わせた形声文字であり、葡萄(ブドウ)を表す二字熟語の上字として用いられる字である。許慎『說文解字』には「葡」単独の項立ては見られないが、後漢以降、西域から伝来したブドウを音訳するために艸を意符とし、「匍」を声符とする「葡」字が新造され、続く「萄」とともに葡萄の語を構成したと考えられる。白川静『字統』では、ブドウは『史記』大宛列伝にあるとおり、漢の張騫が西域大宛国より持ち帰ったとされる外来植物であり、その音「budou」を写すために葡・萄の二字を意符艸とともに造作した経緯が詳しく述べられている。「匍」は地に這い伏すさまを表す字であり、ブドウの蔓が地や棚を這うように伸びる姿に通じ、声符として最適であったと論じられている。藤堂明保『漢字源』もまた、「匍」音は「丸く包む・ぴったり張りつく」イメージの音符群と通じ、ブドウの粒の丸さ、蔓の絡みつくさまを表現するにふさわしい音であると説明する。葡萄は豊穣・実り・繁栄の象徴として、また葡萄唐草文として東西交流の文化的シンボルともなった。命名には用いられないが、文化史的に重要な字である。
構成要素
艸(くさかんむり)+ 匍(音符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
葡萄(ブドウ)の構成字。
葡萄(ぶどう)、ぶどう色、ポルトガル(葡萄牙)。
★豊かに実るブドウのように、成果を結ぶ人生を象徴する字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。