◆ 元の意味(古代)
言葉が調和し、心が和合する。
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
16画
成り立ち
形声
部首
ごんべん
分類
人名用漢字
言葉が和らぎ調和をもたらす、雅なる和合の文字。
ORIGIN
「諧」は形声文字で、意符の「言」と音符の「皆」から成り立つ。許慎『説文解字』言部には「諧は詥なり。言に従ひ皆声」とあり、「詥」は「やわらぐ・調う」の意である。すなわち「諧」は言葉によって人々の心が和合し、意見が一致する状態を表す字とされた。白川静『字統』は、「皆」がもともと多くの人が並び立ち口を揃える形に由来し、「ともに」「みなが揃って」という共同性の意味を持つことから、「諧」は人々が言葉を交わし合って心が一つに調和する様を示す字であると解説する。さらに白川は、古代の祭祀や宴において人々が声を揃えて唱和したことが「諧」の根源的なイメージであるとし、単なる和合を超えた共同体的な意味を見出している。藤堂明保『漢字源』では、「皆」が「ぴったりと並び揃う」という核義を持つため、「諧」は「言葉や調子がぴたりと合う」「音律が調和する」という意味になると説明される。古来「諧調」「諧和」のように音楽的な調和を表す語に用いられ、また「諧謔」のごとくユーモアによって場を和ませる意にも転じた。詩文においては「俳諧」のように、雅と俗を融和させる芸術様式の名にもなった。命名に用いれば、人々と心を通わせ、調和と機知をもって周囲を和ませる温かな人柄を願う字となる。
構成要素
言(ことば)+皆(音・揃う)
STROKE ORDER
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MEANINGS
言葉が調和し、心が和合する。
やわらぐ、調う、かなう、たわむれ。
★周囲と和を成し、機知と優しさで人を包む調和の人に。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。