◆ 元の意味(古代)
宮殿のきざはし
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KANJI ETYMOLOGY
kai
画数
12画
成り立ち
形声
部首
こざとへん
分類
常用漢字
段を成すきざはし。
ORIGIN
『説文解字』に「階、陛なり。阜に从ひ皆聲」とあり、本義は宮殿の階段、すなわち高きへ昇るためのきざはしを指す。許慎は阜(丘)を意符、皆(カイ)を声符とする形声字と分析した。白川静『字統』は、声符「皆」が「ともに揃う」意を含むことから、階は段が等しく揃って連なる構造、すなわち規則正しく列なる踏み段の象であると論じる。古代の宮室では、王の階は東階(阼階)と西階(賓階)に分かれ、礼制上の重要な位置を占めた。藤堂明保『漢字源』は語族として「カイ」音に「揃う」「並ぶ」共通義を抽出し、「皆」「楷」「諧」と同系とする。本義のきざはしから、転じて「階級」「階層」「位階」「段階」のごとく、社会的・抽象的な序列・等級・進展の段の義へと拡大した。『中庸』の「君子の道、辟へば遠きに行くに必ず邇きより、高きに登るに必ず卑きよりするが如し」と通ずる、漸進・上達の象徴。命名上は、着実に階梯を昇る向上心、社会的成功への階を象る吉字とされる。
構成要素
阝(阜)+皆(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
宮殿のきざはし
段・階段・等級
★ 着実な向上と社会的成功への階を象徴する吉字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。