◆ 元の意味(古代)
車輪を備えた乗り物。
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KANJI ETYMOLOGY
sha
画数
7画
成り立ち
象形
部首
くるま
分類
常用漢字
車輪を持つ乗り物を象った象形文字。移動・運搬・進歩を象徴する。
ORIGIN
「車」は、車輪と車軸を備えた乗り物を真上から見た形を象った象形文字である。古代中国では戦車・荷車として早くから用いられ、甲骨文字・金文には二輪に車軸と轅(ながえ)を加えた精緻な図形が遺されている。許慎『説文解字』巻十四に「車、輿輪之總名。夏后時奚仲所造。象形」とあり、輿(車体)と輪を総称する語であり、夏王朝の奚仲が創ったと伝える。白川静『字統』は、車を「車輿の全形を象る」と説き、戦車を中心に発達した字であって、軍事・儀礼の重要な象徴であったとする。古代の戦車は四頭立ての駟馬戦車として国力を測る尺度であり、車戦に関わる多くの字(軍・軌・軸・軽など)が車部に属するのはそのためである。藤堂明保『漢字源』は、車の上古音を*klagとし、輪の回転による移動を本義として、後に「乗り物・運搬具」一般へと意味が拡張されたと述べる。さらに将棋・象棋の駒の名や、機械装置を意味する「水車・風車」へも応用され、現代では自動車・電車など動力車を含む広範な乗物を指す総称となった。名乗りには直接用いられにくいが、進む・運ぶ・連なるという象意から、力強さや前進の比喩として字源を語る際に重視される字である。
構成要素
象形(車輪と車軸を象る)
STROKE ORDER
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MEANINGS
車輪を備えた乗り物。
自動車・列車などの乗り物の総称。
★前進・行動力の象徴だが、人名には直接使わない傾向。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。