◆ 元の意味(古代)
車百両を一隊とした単位。仲間。
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KANJI ETYMOLOGY
hai
画数
15画
成り立ち
形声
部首
くるま
分類
常用漢字
車を並べた一隊・仲間の意。同志・連帯を示すが命名には稀。
ORIGIN
「輩」は、意符「車」と声符「非」とから成る形声文字である。許慎『説文解字』巻十四に「輩、若軍發車百兩爲一輩。從車、非聲」とあり、軍が出撃する際、車百両を一輩(ひと隊)と数えたことを本義とする。非は鳥の翼が左右に開く形で、「左右に並ぶ」意を担い、声符であるとともに「並列」の義をも兼ねる。白川静『字統』は、非を相背く形とし、輩は「車を左右に並べ連ねる」さまを表わすとし、転じて「同列にある仲間・同輩・同世代」を意味するに至ったと説く。藤堂明保『漢字源』は、非の上古音*pǐwərを声符とし、輩を「同類が並ぶ」意とし、同系に「排(おしならべる)・俳(並ぶ役者・俳優)・配(ならべ合わせる)」を挙げる。古代軍制では百両を一輩と称したが、後に転じて「先輩・後輩・同輩・若輩・年輩」のように、人を年齢や立場によって並べて区分する語として一般化した。日本語では学校・組織における序列を表わす重要語であり、社会的人間関係を語る上で欠かせない。「輩出・輩下」など熟語も多い。命名では音「ハイ」「やから」が直接的すぎ、また「やから」「輩」が時に否定的(不逞の輩)に使われるため、ほぼ用いられない。ただし字源としては仲間との連帯・同志の象意を含む。
構成要素
車(意符)+非(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
車百両を一隊とした単位。仲間。
ともがら・仲間・同輩。
★同志・連帯の意。命名はほぼなし。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。