◆ 元の意味(古代)
酒壺の象形、酒の本字。
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KANJI ETYMOLOGY
yuu
画数
7画
成り立ち
象形
部首
とりへん
分類
人名用漢字
酒壺の象形。
ORIGIN
『說文解字』酉部に「酉、就なり。八月、黍成りて以て酎酒を爲るべし。古文の酉の象形に象る」とあり、許慎は酉が八月に成熟する黍から酒を醸す意に通じるとし、その字形を古文の酒壺の形に発するものと記す。すなわち酉は象形字であり、甲骨文・金文ともに上部に蓋、下部に張り出した腹をもつ酒壺をかたどる。白川静『字統』は、酉を「酒尊」の象形と断じ、酒・酌・配・醸・酔・醒など、酒に関わる漢字すべての意符として根本字となると説く。藤堂明保『漢字源』も、酉を「液体をたたえる丸い器」の象形に発する字と捉え、酒および発酵・醸造に関わる語族の核と位置付ける。十二支においては第十番目に配され、方位は西、時は午後五時から七時、動物は鶏に当てられた。これは後世の借用義であり、本来の酒器の義とは関わらない。日本では古来「酉年」「酉の市」のごとく親しまれ、神事・祝祭の語感を帯びる。命名では人名用漢字に列し、十二支生まれの記念や、神に酒をたてまつる清浄な祭祀的含意を込めて用いられる。
構成要素
酒壺の象形
STROKE ORDER
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MEANINGS
酒壺の象形、酒の本字。
十二支の酉、とり。
★神に酒を献ずる清浄さと、酉年の縁を寿ぐ字。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。