◆ 元の意味(古代)
斧の柄を入れる穴、銎。
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KANJI ETYMOLOGY
juu
画数
14画
成り立ち
形声
部首
かねへん
分類
常用漢字
穴を貫く金の筒。
ORIGIN
『説文解字』金部に「銃、銎也。从金、充聲」とあり、本義は斧・鍬の柄を差し込む孔(銎、きょう)、すなわち刃物の柄穴を意味した。形旁「金」は金属、声旁「充」は人が腹いっぱいに満ちる象で、白川静『字統』は「中空を貫いて満たす」感覚を字義の核と見る。藤堂明保『漢字源』はジュウ・チュウの音を「中空に貫き通す」意の語族とし、銃・充・統・桶などを同系に並べ、いずれも筒状中空の構造を共有すると説く。中国元末明初に火器が普及すると、筒状の発射器具を「銃」と呼ぶようになり、明代『火龍経』に「銃」の語が頻見し、清代『皇朝礼器図式』では火縄銃・洋銃の図解にこの字が用いられた。本邦には種子島伝来(1543年)の鉄炮が「鉄砲」「銃」の名で広まり、長篠合戦を経て戦国の戦術を一変させた。明治以降は近代軍制の中核語となる。命名字としては武威・尚武の象徴と捉えうるが、近代以降の殺傷武器の連想ゆえ、人名に用いられる例はきわめて稀である。
構成要素
金(かねへん)+充(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
斧の柄を入れる穴、銎。
銃、つつ。火器。
★中空を貫く意志の象徴。命名は稀。
※ 由来事典に収録済みは由来ページへ、未収録は書き順ページへ
本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。