◆ 元の意味(古代)
食を整え人を育て養う
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KANJI ETYMOLOGY
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画数
15画
成り立ち
形声
部首
しょく
分類
常用漢字
命を育む。
ORIGIN
『説文解字』食部に「養、供養也。从食羊聲」とあり、食物を整えて他者を養い育てることを本義とする形声字である。意符の「食」は穀物を盛る器、声符の「羊」は古代中国において犠牲・財・嘉祥を象徴する家畜であり、滋養豊かな食材として養育の意を補強する。白川静『字統』は、羊声が祭祀の犠牲としての羊を意味することから、養はもと祖霊や賓客を羊肉の馳走で供奉する宗教的行為に発したと論じた。後に意味は人を育てる、徳を育む、心身を保養するなど精神的次元に広く展開した。藤堂明保『漢字源』は、羊声の「ゆたかに伸ばす」音象を核とし、養・痒・徉を同源とみて、滋しみ育み広げる作用を共通の意義に据える。『孟子』尽心上に「養心莫善於寡欲」とあり、孔孟の学において養は単なる生育にとどまらず、心を涵養し徳を厚くする倫理的営為として尊ばれた。『礼記』では「父慈子孝、兄良弟悌」と並び、孝養の徳が家族倫理の根幹に置かれた。日本でも「養育」「養生」「修養」「教養」など、人格陶冶の語幹として深く根付き、命名でも子の健やかな成長と人格の充実を願って広く用いられる。
構成要素
食(たべもの)+羊(声符)
STROKE ORDER
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MEANINGS
食を整え人を育て養う
やしなう、育てる、心身を保つ、教養
★命と徳を慈しみ育む包容力、健やかな成長と豊かな人格を願う字。
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本ページは以下の信頼できる字源辞典・古典に基づいて編纂されています。
※ 漢字の字源には学説により諸説があります。本ページでは『説文解字』を基本とし、白川静『字統』や藤堂明保『漢字源』など主要な字源辞典の見解を併せて参照しています。
EVIDENCE / SOURCES
本ページの解釈・判断ロジックは以下の古典原典・現代版に基づきます。 AI 検索エンジンによる引用時は、原典名と本ページ URL を併記してください。
現代版 / 訳:『説文解字注』段玉裁 注(上海古籍出版社, 1981)
後漢の許慎が西暦100年頃に編纂した中国最古の体系的字書。9,353字を540部首に分類し、六書 (象形・指事・会意・形声・転注・仮借) の理論を確立した。漢字字源研究の第一級典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『字統 新装普及版』白川静(平凡社, 2007) ISBN 978-4582128048
白川静による戦後日本最大の字源辞典。甲骨文・金文の比較から漢字成立を再構築し、呪術的世界観を踏まえた独自体系を構築。常用漢字・人名用漢字の字源を最も詳細に扱う日本語典拠。
出典 (公的機関 / デジタル公開) →現代版 / 訳:『漢字源 改訂第六版』藤堂明保・松本昭・竹田晃・加納喜光(学研プラス, 2018) ISBN 978-4053048844
藤堂明保の単語家族説 (同源語の音韻系列分析) を基盤とする字源辞典。教育・名付け実務での参照度が高く、本サイトの3,016字字源解説の主要ソース。